本年1月に「官民地域パートナーシップ」による次世代放射光施設の具体化等を進める「整備・運用の検討を進める国の主体」として、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(「量研」)が指名され、7月には、一般財団法人光科学イノベーションセンター(「財団」)を代表機関とし、同財団、宮城県、仙台市、国立大学法人東北大学、及び一般社団法人東北経済連合会が、地域及び産業界のパートナーとして選定されました。
本プロジェクトの大きな特長のひとつは、 「官民地域パートナーシップ」によるプロジェクトの推進という点にあり、 国の主体である量研と、地域及び産業界を代表する東北側パートナーの密な連携協力という枠組みそのものが、新しいチャレンジであるとも言えます。
このような背景のもと、9月12日、量研と財団との間で、「次世代放射光施設(軟X線向け高輝度3GeV級放射光源)の整備・運用等に係る 詳細の具体化に関する連携協力協定」を締結しました。本協定の締結により、量研とパートナーとの連携・協力の枠組みが構築され、次世代放射光施設の整備・運用に関する種々の検討・調整を開始しております。この度、量研と財団の共同主催により、「次世代放射光施設シンポジウム」を開催する運びとなりました。興味、関心のある皆さまはぜひお申し込みください。
詳細はこちら⇒ 案内
記
1 名称 次世代放射光施設シンポジウム
<https://www.3gev.qst.go.jp/symposium.html>
2 日時 平成30年11月25日(日) 13:00~17:15
3 場所 仙台国際センター 大会議室「萩」
4 スケジュール
13:00 主催者挨拶、ご来賓挨拶、写真撮影
セッションI 官民地域パートナーシップによる次世代放射光施設とは
13:50 「概況説明(国の主体としての立場から)」内海渉量子科学技術研究開発機構
14:10 「イノベーションエコシステムの中核としての施設設計」高田昌樹(一財)光科学イノベーションセンター理事長
14:30 「学術研究の推進役としての東北大学の役割」早坂忠裕東北大学理事
セッションII 次世代放射光施設の準備状況
14:55 「低エミッタンス安定光源の設計合理化」田中均量子科学技術研究開発機構/理化学研究所
15:10 「青葉山新キャンパスでの建設計画について」鈴木一広(一財)光科学イノベーションセンター部長(建設担当)
15:25 「光源について」高橋正光量子科学技術研究開発機構
15:40 「次世代のビームラインが拓くサイエンス」有馬孝尚東京大学放射光分野融合国際卓越拠点機構長
セッションIII 次世代放射光施設への期待
15:55 「学術と産業界が共創する場としての期待」財満鎭明名古屋大学理事・副総長/応用物理学会会長
16:25 「ゴム産業からの次世代放射光への期待~将来の高分子先端材料開発に向けて~」角田克彦(株)ブリヂストン先
端材料開発本部フェロー
16:55 「次世代放射光とリサーチコンプレックスがもたらす経済効果」向田吉広東北経済連合会副会長
17:10 閉会挨拶
17:30 懇親会・名刺交換会
5 申し込み
参加希望者は添付の申込票(Excel)に必要事項を記入し、下記e-mailまで送付ください。
※当日受付もございますが、準備の都合上、なるべく11月9日正午迄に参加登録をお願いします。
E-mail: 3GeV-registration@qst.go.jp
申込み用紙⇒ 申込用紙
6 お問合せ
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
高輝度放射光源推進準備室 シンポジウム事務局
E-mail: 3GeV-registration@qst.go.jp