2007年度 中堅社員向け技術研修(効率化と顧客満足のためのソフトウエアテスト技術研修) 実施報告
update: 2007/10/29
近年益々、コスト圧縮要請に伴いテスト工期へのしわ寄せが高まり、それに伴う品質の低下がソフトウエア業界にとどまらず広範な産業領域で深刻化しています。品質への信頼を損なうことは会社の存亡に関わるのみならず、引いては業界全体の社会的信用の失墜へと繋がります。
品質レベルを落とさず、効率的なテストを行うことはハード・ソフトを問わず製造業の緊急の経営課題と思われます。
システム開発に関わる実務者のみならず、プロジェクトのマネジメントに関わるリーダークラスにおいても品質を高めるテスト技法を体系的に学ぶことは大いに意義ある事と信じます。
今回は一般的なテスト技法の紹介にとどまらず、近年再ブームとなりつつある「マインドマップ」という技法を用いてソフトウエアテストにどう応用していくかが焦点になりました。2日間の講習ではまだまだマインドマップを使いこなしテストの工数削減に直接的に寄与するという実感までは到りませんでしたが、テストにとどまらず発想法を鍛えるツールしてのマインドマップの可能性に多くの期待を寄せる意見が多く寄せられました。
今回も「中小企業人材確保推進事業」助成金が適用されたため、MISA会員のみ申込可、受講料は無料となりました。
開催概要
- テーマ:効率化と顧客満足のためのソフトウエアテスト技術研修(マインドマップを用いたテストで工数削減)
- メイン講師:阿部吉行、サブ講師:田口智宏
- 使用テキスト:マインドマップから始めるソフトウエアテスト
- 実施日時:2007年10月18日(木)〜19日(金) 9:30〜16:30
- 場 所:鰍iC−21教育センター1F
- 申込人数:21名 参加人数:19名
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